日本代表ベスト16に感じる事
W杯も決勝トーナメントに入り、強豪国同士の試合が早速あり、盛り上がっていますね。
フランスのムバッペや、ブラジルのネイマール、個の力を改めて感じますね。
質的優位というのは、誰しもが持っているわけでは無く、相手との力関係によっても変わってくるものですが、
このレベルの選手は、どんな相手に対しても、1対1の局面では質的優位に立っていますね。
その一方で、スウェーデンやロシアのように、粘り強くブロックで守備をするチームの躍進も目立ちます。
個の力だけで見ると、決して優位に立っているわけではないのですが、チームとしての振る舞いが徹底されていると、
これだけ強固な組織になるのだと、感心させられます。
そういった意味では、日本はチームワークが武器だというけれど、まだまだ足りないのでは?という気持ちにもなります。
ラウンド16にて優勝候補の一角であるベルギーとの対戦となりましたが、
結果はご存知の通り2:3で敗北。日本代表のW杯はベスト16で幕を閉じました。
賛否両論飛び交っている中で、試合の結果や内容も勿論検証して今後に繋げなければならないのですが、
それ以上に日本サッカー界の組織としてのあり方や、今後の方向性というものは、しっかりと議論を重ねて方向性を見出していく必要があると感じます。
話題のポーランド戦もそうですが、簡単に言ってしまえば自力が無かったと。
あそこでゴールを奪いに行くという選択が出来る力が、現状の日本代表には無かったと。
そこにしっかりと目を向ける。そもそも、なぜリードされてしまったのか。
セネガル戦何故勝ち切れなかったのか。等々検証するべきことは山ほどあります。
準備期間が短かったという声も聞こえますが、準備期間を短くしたのは日本サッカー界自身であるという事を忘れてはいけません。
勝って盛り上がる。
負けて健闘してくれたと美談にして終わっていては、南アフリカから結局のところ進歩はしないのでは無いでしょうか。
クリンスマンさんが監督に就任するだとか、ニュースになっていますが、
今大事な事は、今大会の代表をしっかりと組織として振り返り、同じ失敗を繰り返さないよう、
進むべき道をハッキリさせることでは無いでしょうか。
そうでなければ名将が率いろうが、日本人監督が率いろうが、何も変わらないのでは無いか。
子ども達が、心の底から憧れる日本代表であって欲しいものです。
彼らが10年後20年後にその舞台に立った時、
ポーランド戦と同じ様な状況になった時、
迷わずゴールを奪いに行ける。
そんな日本代表になっていて欲しいと、心の底から思います。
サッカーに関わる人全員で、日本サッカーをより良くしていきましょう!
その為にも、まずは現場に携わる大人達が、しっかりと力をつける事。
日々、学び続けましょう!