ドイツvsメキシコ
昨日はドイツvsメキシコの好カードがありました。
両者共に戦術・戦略的にハイレベルなチームで、今大会の中でも指折りの好ゲームだったのではないでしょうか。
結果はカウンターからメキシコが1点を守り切り勝利!
現世界王者相手に金星を挙げました!
試合内容をみても、ドイツをしっかりと研究したと感じられる試合運びで、
ドイツの良いところを消して、自分達の出来る事をやり切る。
という部分をしっかりと試合を通してやり切ったという印象でした。
当然ながらボールを保持しながら押し込むドイツを、うまく自陣に誘い出し、SBがウイング的なポジションとなるドイツの穴をしっかりと狙いをもって攻略していましたね。
守備に関しても、フンメルスとクロースには常に制限を掛けて、起点とさせない。
パスの出口にはマンツーマン気味のマークをする。
ポジショナルプレーをうまく封殺したなという印象でした。
アルゼンチン相手に引き分けたアイスランドもそうですが、
個人の能力では劣るチームも、
こうして正しい準備をして、チームとしてやり切れば、強豪国に十分と渡り合える事を証明してくれましたね!
ハリルホジッチさんがやりたかったプランも、
このメキシコのように相手の良さを消すところにあったのではないかと思うと、
本大会でその真価を見ることが出来なかったのは非常に残念に思います。
この四年に一度の舞台で、
選手も指導者も多くの学びを得られる機会にしたいですね!