日本サッカーの日本化

世界と戦う日本人のためのフットボールを…!

指導者育成問題

 

今日のテーマは流行りのアメフトの指導者問題ではなく、

日本のサッカー指導者に関する問題。

 

これを機に、サッカー界も動き出すべきである。

 

サッカー協会が問題を抱えていて、

組織として時代遅れ感が出ているのは皆さんも知っての通りかと思います。

 

協会のシステムを再構築するのは勿論の事、

日本は指導者育成に関しても、大きく遅れていると言わざるを得ない現状。

 

とにかくトップレベルでの指導者の年齢層が高いのがまず気になる点。

日本のトップリーグには20代や30前半の監督など居ない。

しかし、ドイツではナーゲルスマンを筆頭にトップリーグで活躍する指導者も居る。

世界トップクラスのリーグでの話だ。

 

海外では、若い指導者が年齢の高いチームを見る事でキャリアをスタートする事があり、

経験豊富な指導者が小さい年代を指導するという。

日本は正反対で、バイトや新米コーチがこれからの未来を担う選手達を指導する。

ジュニア年代等で指導をし、実績を積んで上のリーグへ…

というのが日本スタイルだろうか。

コーチとしてキャリアが浅い人間が、サッカーを学び始めた子を指導する。

お互い分からないことが多く手探りな事は、好ましい事なのだろうか?

疑問である。

 

記事にもあるが、年功序列的な日本の風土や、

ライセンスの制度についても問題を感じる。

 

自分の例を挙げると、

現在C級のライセンスを持ち、海外で活動している。

B級への昇級がしたく、協会に海外のコーチが取得する方法を尋ねると、

JFA推薦枠を利用して下さい。

国内外で活動するコーチ全体からの推薦となるので、難しいですが。

枠自体も数名程度。

これではいつまでたっても上のステージへ踏み出せない。

会社で言うところの縁故枠ですから、

叩き上げの現場の人間には縁の無いもの。

 

そしてA以上は記事にもあるように、元プロ有名選手で埋まり、

現場で長く実績を積んできた人も順番待ちの状態。

正に古い時代の流れをそのまま使用している典型例ではないだろうか。

 

日本ではいつまで経ってもライセンスも取得出来ない、

チャンスが回ってこないと感じたので、

自分は近いうちにヨーロッパでキャリアをスタートする事を決めた。

 

勿論サッカー協会は大きな組織なので、

何かを変えるにしても、大変な労力が必要なのは分かる。

今までがこうだったから…として、

新しい事や変化に抵抗があるのも分かる。

しかし、サッカー後進国の日本が、世界に追いつくには、どんどん新しい流れを作っていく必要があるのではないか。

ヨーロッパでは20代や30代のコーチが活躍しているし、

日本も指導者のレベルが上がらない限り、サッカー全体のレベルアップはないだろう。

 

自分と同年代のコーチでも

Maiki Hayashiさんや、

Kazuma Kawauchiさんの様な、

海外に出て学んでいる人達がいる。

 

新しい世代が、サッカー界をより良いものに出来るように、

指導者ライセンス等の問題は是非とも前向きに解決にあたって欲しいものです。

 

日本サッカーの日本化のために。