今後、世界で求められるフィジカルとは
有名なフィジカルコーチの方の見解。
自分も日本でのユース年代で、ひたすらに走って来たが、
それが試合と繋がり、効果を感じられた事は1つもなかった。
コンクリートの上をひたすら走ろうが、
体を酷使するだけで、サッカーに求められるフィジカルは効率良く養われない。
どちらかと言うと、これはスポ根の精神論要素が多くを占める練習。
自分と同年代(25歳前後)や多くの上の世代の方が、
こうしたトレーニングを積んで来ているはず。
そして、多くの方が故障を経験しているはず。
自分は、この走りのトレーニングで上位にならないと試合に使ってもらえない、
チャンスを与えてもらえない…という一種の強迫観念に迫られてトレーニングをしていた。
しかし、ヨーロッパに渡ってからは一切こういった類のトレーニングはしなくなったし、
フィジカルトレーニングをする際は、しっかりと意図や狙いを説明されたので、
前向きにトライする事が出来た。
一方、こちらの記事に書かれているように、
スパルタ式によって、メンタルは鋼の域に達する程に強くなったのも事実。
このメンタルがベースにあったからこそ、
海外で苦境に立たされても、逞しく生き延びて来られたという側面もある。
しかし、信頼のおけないコーチからスパルタ式のトレーニングを受けていたら、今頃サッカーを続けていたのだろうか…
記事でも触れられているように、
サッカーのプレー強度はどんどん増していっている。
その中で、やはり重要になるのは
スプリント能力
ではないだろうか。
勿論単純に速いというのも大事だが、
それ以上に、回復力を高めて、
高強度のアクションであるスプリントを
短い回復時間で繰り返し
行うフィジカルが、今後のサッカーでは非常に重要になってくる。(現在もすでにそうなっているが、今後更に)
私達指導者は、フィジカルに対して正しい知識を持ち、説得力のあるトレーニングを用意しなければならない。
育成年代から、充実したトレーニングを選手達が受けられるように。
それが、今後の日本サッカーに繋がる!
指導者の皆さん、日々、共に向上し続けましょう。